大学院を中退しても大手企業に就職したい
中退したら大手には入れなくなるのだろうか?
これらの悩みに答えます。
大学院を中退する前に心配になることは「ちゃんと就職できるのか」という点ですよね。
そして、「できれば大手企業に就職したい」と考えていませんか?
ぼく自身も同じように考えていました。
「大学生に人気な企業ランキング」でも華やかな大手企業が並んでおり、大手企業に入社することは一種のステータスですよね。
就職希望企業ランキング(2024年)
順位 | 企業名 |
---|---|
1位 | 三菱UFJ銀行 |
2位 | みずほフィナンシャルグループ |
3位 | 三井住友銀行 |
4位 | SKY |
5位 | 伊藤忠商事 |
6位 | ソニーグループ |
7位 | 三菱商事 |
8位 | トヨタ自動車 |
9位 | 日本航空 |
10位 | 野村グループ |
そこで本記事では、大学院中退の経験者であるぼくが「大学院を中退しても大手企業に就職できるのか?」について解説していきます。
本記事の著者
- 工学部を卒業し、同じ大学の院へ進学
- 大学院の中退を決意し、就活開始
- 大手企業から内定を獲得して無事中退
中退しても就職を成功させたいと考えている方は最後まで読み込んでくださいね。
目次
大学院を中退して大手企業に就職するには?
まず、大学院を中退して就職するには3つの方法があります。
- 新卒枠で4月入社する
- 既卒として中途入社する
- 第二新卒として入社する
ぼくは、この3つの中でも新卒枠で4月入社することをオススメします。
「新卒枠で4月入社」とは、新卒と同じように就活し、来春の4月に入社します。
たとえば2024年の内に大学院を中退する場合、新卒と同様に25年4月に入社することです。
ぼくもこの方法で就活を行いました。
新卒枠での入社をオススメする理由は、以下の5つ。
- 新卒の同期ができるので楽しい
- 新卒研修を本格的に受けられる
- 企業の選択肢がたくさんある
- 4月まで時間ができる
- 大手企業に入りやすい
特に日本の大手企業は、新卒一括採用が主流です。
(Yahoo!やソフトバンク、リクルートなど通年採用している企業も増えていますが、まだ大多数は新卒一括採用です)
新卒採用では、自分自身に能力がなくても将来性を感じてもらえれば、大手企業へ入社できます。
さらに、大学院を中退してすぐに入社となると、研修も十分に受けられず、同期入社もいないためつらいですよね、、
金銭的に切羽詰まっているわけではないなら、新卒枠を狙うのがよいです。
大学院を中退しても大手企業に就職できる?
結論、大学院を中退しても大手企業に就職は可能です。
ぼく自身、「誰でも名前は聞いたことのあるような大企業」から内定をいただくことができました。
(結局、やりたいことを優先して中小企業に進むことにしましたが)
なので、中退しても大手企業から内定をもらうことは十分可能なので、安心してください。
とはいえ中退者には大手企業に就職が不利な点もある
ぼくたちみたいな大学院中退者が、ピカピカの新卒と戦うのは不利な点も多いです。
- 中退する理由があいまい
- 就活仲間がいない
- 相談する相手がいない
などなど。
しっかり説明できる理由があるなら全く問題ありませんが、ややマイナスな理由で中退する人も多いですよね。(ぼくも教授と研究が嫌で中退してしまいました。)
また、同じような境遇の人はなかなかいないため、就活の情報共有ができなかったり、誰にも相談できなかったりという悩みもあります。
そこで、ぼくは「就活エージェント」というサービスを利用しました。
就活エージェントの利用
就活エージェントは就活をサポートしてくれるサービスで、就活生のESや面接対策を一緒にしてくれたり、自分に向いている企業を紹介してもらえたりします。
さらに、エージェントは紹介した企業から報酬をもらう仕組みなので、就活生は完全無料で利用可能です。
就活エージェントを使って面接の練習を繰り返すことで、大手企業の面接にももちろん活かすことができますよ。
複数の就活エージェントを使った中でも、個人的には「JobSpring」の対応が素晴らしく、紹介を受けた企業から内定をいただくこともできました。
(ぼくは大手を辞退して、こちらの企業に入りました)
いろいろな点で不利なぼくたちですが、エージェントを利用しつつ、有利に就活を進めましょう。
就活エージェントについては、コチラの記事で比較しているので参考にしてみてください。
大学院を中退して大手企業に就職する具体的手順
ぼくがオススメする「大手企業に就職するまでの具体的手順」は以下です。
- 休学
- 大手企業に応募
- 就活エージェントに登録してサポートを受ける
- 内定獲得後、中退
それぞれカンタンに解説します。
STEP1:休学
いきなり大学院を中退するのではなく、まずは休学するのをオススメします。
理由は、大学院に最悪戻れる状態であれば、気持ちの面でも余裕が生まれるからです。
休学中は授業料も支払わなくてもよいので、企業から内定がもらえたあとで正式に中退しましょう。
大学院の休学は「大学院を休学する具体的な手続きとデメリット【休学中の院生が解説】」で解説しているとおり、めちゃくちゃカンタンにできます。
STEP2:大手企業に応募
続いて、自分のいきたい大手企業に応募します。
意外と、入社式である4月1日ギリギリまで求人募集している企業も多いので、あきらめずに応募してみましょう。
STEP3:就活エージェントに登録してサポートを受ける
先ほども説明しましたが、中退者が新卒と戦うのはどうしても不利です。
そこで、「JobSpring」のような就活エージェントを利用して、面接の経験を積みましょう。
さらに就活の相談にも無料で乗ってくれるので、エージェントの利用は強くオススメします。
STEP4:内定獲得後、中退
自分の納得できる企業から内定をいただけたら、大学院中退の手続きをしましょう。
内定獲得までの道のりはなかなか厳しいですが、何度も経験を積むことで成長していきますよ。
粘り強く頑張りましょう。
大学院を中退しても大手企業に就職できるのか:まとめ
結論、大学院を中退しても大手企業に就職することは可能。
とはいえ、ピカピカの新卒と戦うのは不利な点があることも事実でした。
そこで、「JobSpring」などの就活エージェントを効果的に使うことで就活を有利に進められます。
ぼく自身も就活エージェントで面接力を鍛え、最終的には大手企業から内定をいただくこともできました。
また、「大手企業に就職するまでの具体的手順」は以下でした。
- STEP1:休学
- STEP2:大手企業に応募
- STEP3:就活エージェントに登録してサポートを受ける
- STEP4:内定獲得後、中退
上記のように行ってみて、大手企業からの内定獲得を目指しましょう。