大学院を中退しようか迷っている
実際に中退した人の話を知りたい
中退して就職するにはどうすればいい?
これらの悩みにお答えします。
大学院って、学校によっては周りの人がたくさん進学するので、「自分も周りに流されて進学することにした」という人も多いですよね。
ぼくを含め、ぼくの大学の友達もそうでした。
そして、「ホントは研究があんまりしたいわけじゃなかった」と後悔している人もたくさんいます。
本記事では、実際に大学院を中退することを決意し、就活したぼくが「大学院中退の末路」について説明します。
本記事の著者
- 旧帝大を卒業
- 大学院の中退を決意し、就活。
- 内定を獲得して中退。
大学院中退を迷われている方は、参考にしてみてください。
大学院中退の末路
結論からいうと、ぼくは大学院を中退したことに一切後悔していません。
むしろ、あのままやめずに続けていたことを考えるとゾッとします。
中退するまでの経緯はカンタンに説明すると以下のとおり。
ぼくは、大学4年時に研究室に配属され、大学卒業後にそのまま大学院へと進学しました。
しかし、研究は思っていたよりもつらく、自分の理想とする学生生活とはかけ離れたものでした。
詳しくは、「【警告:院進は慎重に】旧帝大理系の学生が大学院をやめるまで」の記事で解説しています。
その後、大学院中退を決意し、修士1年のときに既卒として就活に取り組みます。
既卒として就活
最終的には複数の企業から内定をいただくことができましたが、内定獲得までの道のりはラクじゃありませんでした。
ぼくは、旧帝大の工学部を卒業しており、学歴が低いわけではなかったので、就活はなんとかなると考えていました。
実際に大学の友人らは、就活生の人気ランキングに名を連ねるような大企業に進んでいます。
けれども、ぼくの結果は16社連続落ち。
(決して大企業だけを受けていたわけではありません。)
中小企業やベンチャーまで幅広く受け、見事にすべて落ちました。
理系で10社以上落ちるのは珍しいかと思います。
これを読んでいる方に安心してもらいたいことが、「大学院の中退が原因で落ちた」のではないということ。
たしかに、中退することがプラスにはなりませんが、しっかりと説明できれば落ちる原因にもなりません。
ぼく自身も、就活に落ちた原因は、大学院中退とは別のものだと考えています。
「学生時代がんばったことの深掘り不足」、「自己分析不足」など。
なので、「大学院を中退して、就職できるのかな」と悩んでいる方は、がんばり次第で内定はもらえます。
大学院中退の末路:大学院を中退して就職するには?
大学院を中退して就職するには3つの方法があります。
- 新卒枠で4月入社する
- 既卒として中途入社する
- 第二新卒として入社する
ぼくは、この3つの中でも新卒枠で4月入社することをオススメします。
新卒枠で4月入社とは、たとえば2024年の内に大学院を中退する場合、新卒と同様に25年4月に入社することです。
ぼくもこの方法で就活を行いました。
新卒枠での入社をオススメする理由は、以下の4つ。
- 新卒の同期ができるので楽しい
- 新卒研修を本格的に受けられる
- 企業の選択肢がたくさんある
- 4月まで時間ができる
大学院を中退してすぐに入社となると、
研修も十分に受けられず、同期入社もいないためつらいですよね、、
金銭的に切羽詰まっているわけではないなら、新卒枠を狙うほうがよいです。
しかし、ぼくたちみたいな既卒が、ピカピカの新卒と戦うのは不利な点も多いです。
就活仲間がいなかったり、相談する相手がいなかったり。
そこで、ぼくは就活エージェントを利用しました。
就活エージェントは、就活生のESや面接対策を一緒にしてくれたり、自分に向いている企業を紹介してもらえたりします。
さらに、エージェントは紹介した企業から報酬をもらう仕組みなので、就活生は無料で利用可能です。
無料で就活のサポートをしてくれるエージェントは、ぼくたち不利な就活生にとって最高のパートナーとなります。
複数の就活エージェントを使った中でも、個人的には「Job Spring」の対応が素晴らしく、紹介を受けた企業から内定をいただくこともできました。
参考記事
≫内定ない就活生必見|就活エージェントのデメリット【就活生が解説】
大学院中退の末路:休学のススメ
とはいえ、いきなり大学院を中退してしまうのは、かなりリスクがあると思います。
あまり考えたくはないですが、もしも就活に全落ちしたら、路頭に迷うことになってしまいます。
最悪な状況を避けるためにも、いきなり中退ではなく、まずは休学することをオススメします。
下のような流れがオススメです。
就活エージェントに相談(登録後、オンラインで30分から1時間ほど相談に乗ってもらえます)
↓
就活がいけそうなら休学
↓
本格的に就活スタート
↓
内定後中退
ぼくも中退を決めていましたが、一度休学してから就活し、内定をもらった後に中退しました。
このようにすると精神も安定しやすいです。
大学院の休学は「大学院を休学する具体的な手続きとデメリット【休学中の院生が解説】」で解説しているとおり、めちゃくちゃカンタンにできます。
万が一、就活結果に納得できなかった場合、休学なら大学院に戻ることも可能です。
まとめ:大学院を中退しても就職は可能
いかがでしたでしょうか?
本記事では、大学院を中退して就活したぼくの実体験をお話しました。
「大学院を中退しようかな」と迷っている方は、この記事を参考に検討してみてください。
- 就活エージェントに相談
- 休学
- 本格的に就活スタート
- 内定をもらい次第中退
この順序で就活をするとリスクが少なくオススメです。
就活仲間や相談相手がいないのはつらいことも多いので、無料の就活エージェントを利用してみるとよいですよ。`
エージェントを使ったことで、ぼくは自分に合った企業から内定をいただくことができました。
以上。大学院中退を迷っている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。